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自閉症とは?
自閉症っていったいどんな病気なの?
自閉症とは、生まれつきの脳の障害(機能不全)で、その名前から「心を閉ざす」というイメージがあるため誤解されやすいのですが(かくいう私も以前は誤解してました。というかまったく知りませんでした。)、養育や環境によって発症するものではありません。
最近のデータでは、軽いものも含めると100人に1人ぐらい発症するといわれています。そのうち半数は知的な遅れの見られない、いわゆる「高機能自閉症」といわれるものです。そして、その9割は男の子。原因不明ですが、男の染色体が大きく関係しているという説が有力だそうです。
これからあげる3つの特徴が見られる場合、自閉症だと診断されます。
1 対人関係の障害
視線が合わない、呼んでも反応しない、人に関心を示さない。一人遊びが多い。外に出ても、一人でいるかのように走っていって、簡単に迷子になり、迷子になっても平気な顔。落ち着きがなく、お店屋さんで、料理が出てくるまで、食事が終わるまで待っていられない。
2 言葉とコミュニケーションの問題
だいだい言葉の遅れがみられます。ゼスチャーが乏しい。欲しいものがあるときに、母の手を引っ張って道具のように使って物を取ろうとする(クレーン現象といいます)。言葉を話すようになっても、オウム返しをする、独り言が多い、場にそぐわない発語が多く、会話になりにくい。
3 こだわり、興味のかたより
高いところに登りたがる、ものを一列に並べるのに熱中する。マークや、特定のキャラクターに大変興味を示し、没頭する。ものの置き場所にこだわり、いつも同じ場所に置いてないと混乱する。
他にも細かくいえば、自閉症の子供に見られる特徴はいくつかありますが、このような特徴がいくつかあるようであれば、自閉症の可能性について考えてよいということです。
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