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療育方法
自閉症だっていわれたら、どう育てていけばいいの?
ここに自閉症の治療法をいくつか挙げます。
いろいろありますが、どれを選択するかはそれぞれの考えもありますし、
どれがいいとはいえません。参考までに、我が家では、
療育方法、行動療法、ビタミン療法、食事療法、音楽療法などを行っています。
療育方法――――働きかけを積極的にして育てていく方法。その子その子で対応は違いますが、息子の場合を
以下に書いてあります。
行動療法――――子供の行動修正を行う方法。実際に、行動修正により、自閉症児が健常児と同じようなレベルまで、
達することができたという報告があります。行動修正は、行う時期が早ければ早いほど効果があがると
いわれています。
詳しくは、こちらの本を参考にしました。この本は、実際に二人の自閉症のわが子を、健常児と 同じようなレベルまで育て上げた体験記です。どのようなプログラムで育てたか、詳しく書いてあります。
わが子よ、声を聞かせて自閉症と闘った母と子 |
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この本にもとづいて、行動療法をもっと広く知ってもらおうと立ち上げられた「つみきの会」という会があります。「つみきの会」を立ち上げた代表の方は、大学の教授で、この方もまた自閉症児をもつ親でもあります。参考までに、「つみきの会」のホームページはこちら。わたしも参考にしてます。
水銀排出療法――自閉症児は、体内に水銀と鉛が大量にあるといわれています。まずは、お子さんの体内の水銀の量を
チェックして、水銀を体内から排出するサプリメントを摂取することで、落ち着きが出たりなどの
効果があるそうです。水銀の量を調べるには、毛髪検査がありますが、「ら・べるびぃの毛髪ミネラル検査」では、結果とともに、献立や、摂取すべき栄養素のアドバイスも受けられます。水銀は、アトピー疾患の原因にもなっています。結果を見て、水銀を排出するサプリメントをとるかどうか決めるといいと思います。
我が家も検査中です。落ち着きがない、視線が合わない、かぜをひきやすい、アトピー疾患がある、お子さんは、一度検査することをおすすめします。
ら・べるびぃの毛髪ミネラル検査はこちらから。価格10,500円
水銀を体内から排出するアミノキレートの購入はこちらから→有害重金属(水銀、鉛など)を体内から追い出そう!
ビタミン療法――神経伝達物質の生成に関係するビタミンB6を摂取し、脳神経を活発化させる方法。ただし、ビタミン過剰摂取による危険性もあるので、要注意。いずれにしても、ビタミン療法だけに頼らず、療育も同時
にすすめるのがベター。
薬物療法――――てんかんなど、特定の合併症が出ている子供には、ある程度有効。いうまでもなく、必ず医師の指導のもと、慎重にとり扱うべき。
食事療法――――グルテンとカゼインが入った食物がよくないという説があり、これらの物質を含まない食事をとること
により、落ち着きがでたり、視線が合いやすくなったという子供がいるそうです。我が家でも、現在
試してみています。
食事療法について、私が参考にしたホームページはこちら。
音楽療法――――音楽は自閉症児ならずとも、子供にいい影響を与えます。生活の中で、音楽に積極的に触れるのは、
とてもいいことです。自閉症児は人をマネて、リズムにのって踊ることが苦手な傾向にあります。息子もお遊戯などがやはり、苦手なので、我が家でも、親子遊びのCDなどを利用して、意図的に音楽に触れるようにしています。
我が家で使用している親子遊びのCDはこちら。曲にあわせた手遊びの振り付けや、さまざまな親子遊びの紹介がのっている本一冊と、本の内容にあわせた全20曲入りのCDがついています。我が家では、
親子3人で曲にあわせて手遊びを楽しんでいます。息子は、のってくる曲と、のってこない曲がありますが、自分でアカペラで歌を歌ってリズム遊びに誘うよりは、CDと一緒に歌を歌ってリズム遊びに誘うほうが、やはり効果的です。安価のわりに効果大!おすすめ!大人も結構たのしいです。お子さんと楽しんでくださいね。
心を育てるおやこあそびのえほんミキハウス |
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抱っこ療法―――抱きしめることで、子供に愛情を感じてもらう療法。でも、自閉症児の中には、抱っこされると
反り返ったり、嫌がったりする子供も多々あるので、わたし個人ととしては、嫌がってるのに無理に
抱っこするのはどうかな、と思います。抱っこ療法は、いやがっても、泣いても、わめいても、抱っこ
するべき、というものですが。もちろん、我が家でも子供が求めているときは、充分抱っこしてあげています。
ここからは、我が家で行っている療育方法を書きます。
自閉症だといわれたら、まずは、その事実をまっすぐに受けとめることです。そして、くよくよ悩まずに今やれるべきことをやったほうが、後々必ずプラスになります。これは、私の反省点でもあるのです。私も本当にそうなのかな?と悩み、なかなか事実を受けとめられませんでした。でも、あれこれ思っていてもどうにもならない、はやく行動をおこさなくてはということに気づいたのです。
自閉症は、生まれつきなので治ることはありません。これは、はっきりしています。ある程度成長すれば、普通の子になるんじゃないかと思うのは、親のエゴです。やっぱり、なんともなりません。
治りはしないので、せめて、健常児の成長の幅にある程度「追いつくのか?」というところが焦点になると思います。軽い子であれば、今後の育て方、適切な働きかけにより、大きく変化・成長するそうです。
まずは、他人に対して、もともと関心が薄いという特徴があるので、それをケアするためには、まず一番身近な人(母親をはじめ家族)との関係をしっかり作ること。くすぐったり、持ち上げたりといったような体を使った遊びをおおいにやってあげることがいいです。我が家でも、時間が取れるときはなるべくスキンシップを心がけています。最初は、知らん顔で、のってこなかった息子も、いまでは、息子のほうから「やって」とせがんでくることもあります。
とにかく、よく遊んで、よく関わってあげて、お母さん(自分以外人)と関わるのって楽しいんだ、と感じてもらえることが一番の目的なのですが、母親たるもの家事もあったり、他のお子さんの世話もあったりでなかなかそういった時間がたっぷりとれないというのが現状だと思います。わたしも、実際そうです。寝た後で、一日を振り返ると、あー、今日はあまり遊んでやれなかったな、って日が多いのです。
そういったスキンシップをとる時間がとれないって人は、地域でやって母子通園施設に通うのが効果的だそうです。母子通園施設は、心身の発達に悩みや心配のある就学前の乳幼児が母親と一緒に通う施設です。活動内容は、母子の体操、リズム遊び、スキンシップ遊びなど、他人への関心が薄い子供たちに積極的に保護者が関心を向けさせるとりくみをしています。「保育」ではなく、「療育」をするところです。母子通園施設に通い始めたこどもたちは、かならず変化がみられるといわれています。
息子も平成17年4月から、保育園をやめて(私も仕事をやめて)母子通園施設に通うことにしました。保育園をやめるってとても勇気がいりますが、息子のためを思い、決心しました。母子通園施設での生活のことは、おいおいこのホームページ内で更新情報としてのせていきたいと思ってます。
いろいろなタイプの自閉症の子がいるわけなので、あくまで我が子の場合ですが、ほかに育てる上で気をつけていることは、
★ことばがけは、短く、わかりやすい言葉で伝える。
★動作をしているその瞬間に、ことばをかける(あとで、〜だったね、という言い方は避ける)
★ひざまずいて息子と同じ目線ではなしをする。
★顔をそらされたら、両手でほほをつつんで顔を私のほうへ向けさせる。
★息子の笑顔がでるような遊びをする。
★一緒に遊ぶことをいやがったら強要しない。
★名前を呼ぶときは、息子にわざわざ近づいてから呼ぶ。
★なにかできたときは、おおげさなくらいほめる。(反応がなくても)
★できないと思うことでもやらせてみる。(お手伝いとか)
★テレビは基本的に見せない。
★ことばをかけるときは、ジェスチャーを多くする。
などです。特に、テレビは3歳までだらだらとけっこう見せていました。これには反省して、テレビを消したら少しずつですが、名前を呼んだときの反応がよくなりました。ことばをかけるときも意識的にジェスチャーを多くしたら本人もわかりやすかったらしく、いままでは私の指示にも???だった息子が、意外に指示通りすっーと行動できることが増えました。このジェスチャーをおおくするというのは、かよっている病院の言語療法士の先生からのアドバイスでした。最初は、手話みたいでやだなって思ったりもしましたが、やってるうちに、息子にはすごくプラスになったと思います。今では、あまりジェスチャーをいれなくても、理解できることばが増えました。
お手伝いも、最初はやれないことだらけで、一緒に手を添えながらひとつひとつやっていましたが、不思議なもので、その積み重ねのおかげで、ある日突然、ことばで言っただけで、やれたりする日が訪れます。あれ、言っただけなのにやってる、言ってることが理解できたんだ、みたいな。ほんと子供って成長するんだなって実感します。普通の子より時間はかかるけど、ほんと根気ですね。
保育園でもいろいろ協力をしていただきました。ことばがけも、息子の目線でしていただけるよう保育園の先生にお願いしたら、保育園でも先生の指示には従えることが多くなったといわれました。
ちょっとした働きかけで子供って変わるんだなって、つくづく実感します。気になるところがあれば、あなたのお子さんにも試してみてください。